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緋龍城時代ハクヨナss『Magnolia』 ハク、ヨナ。(途中、微妙に如何わしい表現有ります、ご注意ください)

眠気を催すような管弦の音が宮殿内を木霊し、回廊を吹き抜ける夜露を孕んだ一陣の風に寄せて遥か上空へと溶けていく。

幽玄な、とでも表現すべきなのだろうが、生憎そういった雅な言い回しは性に合わず、そもそも王城での宴席に度々奏でられる管弦の類に対し退屈以外の感想を持ち得ない俺としては、眠気を催す旋律としか言い表せない。



俺が緋龍城で日々を過ごすようになって二年になる。

思いの外緋龍城の雰囲気は緩く、また姫さんやスウォンの幼馴染という立場も手伝ってか、俺は王族でないにも拘らず比較的気楽な振る舞いが許されていた。
だが王宮はあくまでも王宮であり息が詰まるという程ではないものの、やはり風牙の屋敷とは趣が随分と異なる。宴席の管弦を始めとする王宮ならではの特殊な趣向はどうにも肌に馴染まない。

溜息をひとつ洩らし、主の一人娘であり目下の処お気楽に酩酊状態を満喫する幼馴染を肩に抱えた俺は、視界の片隅を不意に掠めた蒼白をちらと見遣った。

ーー花が、咲いているのか。

蒼白の正体は宮殿の庭園の隅に植えられた一本の樹木だった。
俺の背丈の倍の高さはあるだろうか。普段植物を鑑賞する趣味も習慣もない俺は無言で佇むその樹の名など知らない。
夜空に向かいすらりと伸びる幹を、まるで果実の如く覆う大輪の白花。俺の耳元で呑気に何やら口ずさむ幼馴染が好む花々の印象とは異なり脆さを全く感じさせず、力強くも些か怜悧に映るその花木は植物である以上妙な気配など感じられる筈もないのに、異様な存在感で以って戦慄にも似た感覚を俺に与えてくる。

まるで胸の内を覗かれているようなーー否、腹の底に土足で踏み込まれているような酷くいやな感触に眉を顰め、俺は視線を戻すと足を止め肩に抱えた幼馴染に向けて言い放った。

「姫さーん、俺の耳元で音痴な歌聴かせないで貰えます?間違って叩き落とされたいんすか?」
「ちょっとお何よ失礼ねえっ!いいわよう降ろしなさぁい、自分で歩く〜」
「駄目です。真っ直ぐ歩けないでしょ、酔っ払いが」
「うっるさあい、歩けるわ!」

酒に酔っていようがいまいが、面白い位俺の言葉に反応するこの人は、予想通り喚きながら両脚をばたつかせる。これで高華一の身分の女だというからお笑いだ。
今すぐにでも飛び降りる勢いの彼女を力を込めて押さえ付け、俺は応酬の言を紡いだ。

「その長い裾に蹴躓いて怪我でもされた日にゃ、女官に嫌味を言われ医務官に説教喰らうんすよ、俺が」
「安心なさい!そんなの私が黙らせてやる〜」
「で、理不尽にもムンドク長老に殴られるって訳だ」
「う……分かった、わよ」

そこまで言って初めて、彼女は不承不承の態でぼそりと理解の意を示し大人しくなる。
自分の言動とその結果が他者に及ぼす影響を、この人は何処まで理解しているのだろう。ふと思いそれから自嘲気味に苦笑を洩らす。
馬鹿馬鹿しい。それを諭すのは俺の役割ではないだろう。第一、俺があんたの言動に翻弄されるのはあんたの身分故のことじゃない。俺の身から出た錆だ。

「是非俺の立場も考慮して頂きたい。てか、飲むなとは言いませんがもう少し嗜み方を覚えてくださいよ」
「……別に皆に絡んだり、気持ち悪くなったりしてないもん」

それはそうだろう。王宮での宴席に供される最高級の酒だ、悪酔いなどする筈もない。それと誰かに絡むほど酔い潰れる前にあんたを退席させてるのはこの俺だ。あんたを連れ出す時の重臣共の物言いたげな視線と、何を考えてるのか分からないあんたの父親の笑顔に微妙な気分にさせられながらな。
拗ねたような言い方をする彼女へと、迷惑だと告げてやれば仕事でしょ!と返ってくる。ああそうだよ仕事だよ。あんたの言動に引きずり出される感情に無理矢理蓋をして、宮中の人間の好奇の視線や卑下た詮索を無視しながら日々を遣り過ごす。本当に面倒なお役目だ。

「はいはい失礼しましたよ。分かりましたから暴れないでくださいね、お部屋までお連れしますから」
「はーい」

酔いが回っているとはいえ比較的まともに会話が成り立つ位だ。身の危険への関心は手離してはいないようで、細い両腕を俺の首元に廻し彼女は幼子のような返事を返してきた。
妙に甘えた言い方に、思わず口元が緩みそうになるのを何とか堪え再び歩き出した。時折擦れ違う女官が、平静を装いながらも横目で此方を伺うのが否が応にも感じられて、げんなりとした気分になる。

奥宮殿に渡り、長い回廊を抜けて彼女の寝室の扉の前で脚を止めた俺は周囲を一瞥し、人の気配がないことを確認する。相変わらずこの人の部屋の近くには誰も控えていない。彼女の居住区の外郭には幾人もの兵が控えており、そもそも俺が傍に付いている以上安全性に問題がある訳ではないが、一国の王女の寝所に女官一人付かないというのはどうなのかと思わざるを得ない。
そもそも彼女自体が女官を寄せ付けないという側面はあるものの、はっきり言って面倒だ。この場に女官が控えていれば俺の仕事は此処で終わる。肩に抱えた酔っ払いを引き渡せばいいだけだ。

「ホント面倒臭え……拷問かよ」
「え、何が?」
「イエ何でもアリマセン」

ぼそりと洩らした愚痴の真意を不思議そうに問われ、俺は即座に切り返すと片手で寝室の扉を開けた。

重く乾いた、軋むような音を立てて開く扉の奥へと進み彼女の華奢な躰を寝台へと降ろす。極力丁寧に降ろしたつもりだったが、それでも酔った身に響いたのか、鳥の囀りのような甲高い声が小さな円い唇から洩れた。

「ーーそれでは俺は失礼しますよ、お疲れ様でした。ごゆっくりお休みください、姫様」

その声が酷く甘ったるく聴こえたなどという、余り認めたくない事実に内心舌打ちしながら敢えて慇懃に告げた俺に、しかし彼女は更なる拷問を与えるが如く、酔いに潤む双眸を向け。

「ねえ、お風呂入りたい」
「……酔ったままだと危険です。明日の朝にしてください」
「ーーじゃあ、着替える」
「好きにしてくださいよ。俺行きますんで」

まるで誘っているかのような声音から逃れようと踵を返した俺の羽織の裾を徐に掴み、彼女は咄嗟に振り返った俺を、煌めく紫紺の双眸で真っ直ぐに見上げた。
それは挑むような、それでいて縋るような。

脳裏に鳴り響く警鐘。駄目だ、これ以上此処に居たら構築してきた概念が瓦解する。触れてはならないこの人に、触れていいのだと錯覚しそうだ。

「ーー姫さん、離して……」
「笑ってよ」
「は?」
「そんなに不機嫌そうな顔、しないでよ……」

思いも寄らない言葉と表情に、まじまじと彼女の顔を見返す。見慣れた筈の紫紺の双眸に吸い込まれるような錯覚。
呼吸すら忘れその場に立ち尽くす俺の腕へと、寝台に腰を降ろした格好のままの彼女の白い指先が伸びてきて、するするとしなやかな蔓のように絡み付く。

無音の舞にも思えるその光景と、触れられた場所を起点に肩先まで這い上がる、ぞわりと粟肌立つ感覚に意識が支配されたその隙に彼女の白い掌が俺の手首を握り、そのままぐいと引き寄せられた。
不覚にも均衡を崩し前に傾いだ俺は咄嗟に寝台に片膝を付き、彼女を押し潰すという最悪の事態は回避したものの、その華奢な躰を半ば押し倒すようにしてやわらかな寝具の中に縺れ込んだ。

視界一面に拡がる緋。寝台の上で波打つ彼女の髪が燭台の灯のみを光源とする薄暗い部屋の中で浮かび上がって見える。
至近距離から覗く潤んだ紫紺と薄く紅を刷いた円い唇。視界に映る飽きるほど見慣れた、だが見慣れない距離と角度に、己の隅々まで染み付いた現実がこの時ばかりは酷く遠く感じた。
夢見ることすらなかった、非現実的な光景に何年にも渡り構築してきたものが今度こそ瓦解する。

まるで燃え盛る緋い焔に否応なく吸い寄せられるちっぽけな羽虫だと、今の自分を他人事のようにぼんやりと思う。
薄く膜が張ったような思考の中仄白い彼女の頬に掌でそっと触れれば、それに応えるが如く細い腕が伸びてきて、俺の胸元の袷を寛げるようにその指先が滑り落ちてきた。

「姫、さん……?」

呆然と呼び掛けた俺を煌く宝玉のような双眸に映しながら、その身に宿す焔で燃やし尽くそうとでもいうように。

「ーーねえ、笑ってよ」

ざわりとした、火の粉が掠めたようなひりつく熱が肌を伝い稲光の如き衝撃が背筋を駆け上がった次の瞬間、何故だか酷く懐かしい感触が彼女の触れた場所と、それから胸の奥に去来する。

「ーーっ!あんた何を……!」

刹那、風牙の屋敷でチビ共に悪戯された幾つもの記憶が蘇り、一気に現実に引き戻された。

そういうことか。
この人は俺に笑えと言った。要するに彼女は今、強硬手段に出ているのだ。

認めたくはなくとも、酒に酔った彼女の言動に『女』を感じ、有ろうことか無様にも引き込まれそうになった己への叱咜に先立ち、途方もない安堵感が去来した。
ああ……この人は、あの頃から何も変わっちゃいない。

「えーい、笑いなさいよう」
「ーーほほう、いい度胸っすね姫さん」

擽り、などという子供染みた悪戯を風牙の屋敷で散々チビ共から受けていた俺は、その懐かしい感覚故に幸か不幸か瓦解し掛かった己を無意識の内に取り戻していた。

そして非現実は現実に戻る。

それでいい。もしもこのまま俺が己を見失い姫さんに触れていたら、緋い焔に灼かれ俺は今の自分を構成する総てを喪うだろう。この国の未来を、スウォンを支え生きるという夢、その為の努力や得た知識、矜恃といったものが意味を為さない言葉の羅列に成り果てる。

「この酔っ払いが。覚悟しろよ?」
「ーーえ?ちょっとお、ハク!」

口の端を上げた俺は、風牙のチビ共と変わらない悪戯を仕掛けた彼女の手首を片手で掴み寝台に磔け、あいつらへの仕返し同様容赦なく華奢な脇腹にもう一方の手を滑り込ませた。
慌てた様子で身を捩る彼女の姿が、不意に記憶の中の小さな少女と重なる。

緋い癖毛を弾ませ、くるくるとよく動く、嘗て妹のように思っていた年下の幼馴染。
この人とも幼い頃こうして戯れ合い転げ回ったと、思い出しては知らず頬が緩む。

「いい年してガキみてえな悪戯仕掛けてくるような人には倍返しですよ」
「ちょ、や!きゃはははっ!」

若草の上を軽やかに転げ回る幼い少女の姿が目の前で笑い転げる姫さんに重なり、その面影を失わぬよう俺は久々に幼馴染との戯れ合いに興じることにした。





暫くきゃあきゃあと喧しく笑い声を立てていた姫さんの身がやがて硬く縮こまり、小さく身震いしながら唇を噛み締めていることに気付いたのは、鈴を転がすような声音が途絶えて僅かばかりの時が過ぎた頃だった。

耳を掠めた小さな呻きが、思い出の中と現在の彼女を前触れもなく断ち切った。

「っ、すみませんやり過ぎましたね。息、出来ますか?」

咄嗟に身を剥がし息を詰めた彼女の顔を覗き込む。負けず嫌いなこの人のことだ、降参すまいと堪えたのか。

「……ハ、ク」
「はいーーああ、姫様相手に手加減もせず申し訳ありません」

名を呼ばれ、呼吸困難に陥ってはいないと安堵しながらやはり慇懃に謝罪する。手加減とは何よ無礼者、などど喚かれるのを予想しながら。
しかし予想していた言葉は発せられず、彼女はほんのりと上気した頬と潤んだ瞳で困惑したように俺を見上げてくる。
その表情がやけに蠱惑的で、再構築した筈の己の心がざわ、と揺れた。

「ーーお前、何、したの……?」
「何って……」

明らかに普段とは異なる趣の姫さんの様子と問いの意図が掴めず、俺は眉を寄せながら薄紅色に染まった頬に再び触れた。その行為に他意はなく、まさか熱でもあるのかと思ったが故だった。

「ひゃ……っ、や……」
「ーー!」

思いも寄らぬ、俺の全身に響き渡る甘い甘い声音に触れた指先がびくりと震え静止した。
思わず目を瞠り彼女を凝視すれば、薄く開いた唇から震えるような吐息がひとつ。

「ハク……へん、なの。私ーー」
「姫さん、あんた……」
「から……だ、がーー」

熱い、と円い唇がそう形作る。
予想だにしなかった、信じ難い彼女の反応に指先が力を失い滑らかな頬を滑り落ちる。

「は、あ……っ」

彼女の唇から、またひとつ弱々しい声が洩れた。
密やかに耳朶を打つか細い旋律は、腹の底に沈めた感情を、封じた慾をいとも容易く掬い上げる。

どういうことだ、これはーーあんた、は。

「ーー酔いが、本格的に回ったんでしょう。それで……」

至近距離から俺を見詰める、どうにかしてくれと言わんばかりの幼馴染と自らに向け告げる。
酒に理由を求めることは容易いが、たった今突き付けられた事実ーー図らずも俺が肌に触れたことへの拒絶反応はなく、心の有無は別として少なくとも嫌悪感を抱いてはいない様子の姫さんを目の当たりにして、ほんの一瞬であれ心が揺らぐ。

「ーーそうなの……?でも、ハク……変よ私。からだの、奥がーー」
「……酔ってるんですよ」
「だけど、お前が」

現状に至った原因を朧気にでも理解しているのかどうなのか、縋るような眼差しと咎めながらも強請る言葉に誘われるように腕が彼女へと伸びる。ぴくりと跳ねた細い首筋から鎖骨へと指先を滑らせると、甘い声音が薄暗い部屋を微かに震わせた。

「は……あっ……や、ハクーー」
「ーーヨナ、姫」

このまま彼女の旋律に、溺れてしまおうか。
この人が俺を拒まないというのなら、他の何を犠牲にしてもーー

ぼんやりとそんなことを考えた、霞掛かった脳裏に突如閃く仄かな蒼白。

同時に全身に襲い来る、凍るような戦慄は記憶に新しい。きつく瞼を閉じ、強烈な印象をつい先刻俺に与えた蒼白の樹木を思い描いた。

あれは何だ。何故名も知らぬ植物がこんなにも気に掛かる?
千年の時を生きたような大樹でもなければ、特別豪奢な花を咲かせていた訳でもない。
大振りの蒼白の花弁は、やがて散りゆく脆さや儚さを感じさせず、冷徹なほどに洗練され。

ああ、そうか。
そんな存在を、俺は知っている。

穏やかな物腰と柔和な笑顔の奥に鍛え上げられた鋼の如き精神を秘めた、俺が唯一囚われ、自らその手足になろうと誓ったーー

「ーーもう、戻ります」
「っ、まって……」

そっと彼女から指先を離し、俺は苦笑交じりにそう告げ広い寝台からゆっくりと退いた。俺の重さから解放された寝具が何事もなかったかのように再び空気を抱き込み膨れ上がる。

寂し気な色を宿した瞳で縋るように見詰められ、居た堪れなさに唇を咬んだ。

このまま流れに任せあんたに溺れちまったら、俺はもう戻れなくなる。
スウォンの片腕となり国を支えていくことも。
あんたをスウォンの妃にと望むことも。

あんたの緋い焔に灼き尽くされ、今の俺を築き上げた総ての思いが灰殻と化すだろう。

「大丈夫、目覚めた時には忘れてますよ」

努めて顔面に笑みを刷き、それから俺は姫さんに背を向け扉の外を目指し歩き出した。
あんたと俺の中の、混濁する現実と非現実は此処に置いていく。

「ーー昔を思い出しました。懐かしさ故立場を弁えず、失礼を」
「……うん」

背後から聴こえてくる姫さんの声が、やけに哀し気に響くのは俺の勝手な思い込みなのだろうか。
過去が懐かしいのは、もう戻ることが出来ないからだ。姫さんーーそれをあんたも理解しているのか?

「お休みなさい、ヨナ姫様」

あんたの顔は見ないと決めた。
見てしまったら、多分俺は踵を返す。
あんたを振り返る瞬間に、俺が抱えた期待も夢も未来永劫色彩を喪うだろう。



結局俺は彼女に背を向けたまま、立ち止まることもせず寝室を後にした。





宴席に戻るべく、姫さんを抱えて歩いた道程を逆方向に大股で歩く。
奥宮殿を抜け、庭園に面した回廊を渡るとやがて視界の隅を月光の如き色彩が過った。
夜闇に仄かに浮かび上がる蒼白の花弁は、傲慢なまでに周囲には目もくれず、只ひたすら天を見据え。

白い花弁の向く先を追い、青墨に沈む夜空を見上げる。霞ひとつ見当たらない冴え冴えとした宵闇が無性に苛立たしく、俺は眉を顰め天空を睨みながら奥歯を噛み締めた。

嵐にでもなればいい。
豪雨と暴風に襲われ、無愛想なその花弁を残さず散らしてしまえばいい。

「ーーくたばるのは俺の方だろ」

脳裏を過った酷く凶暴な思考に、苦々しい呟きを洩らす。

全身が粟肌立つ、あのいやな感触。

一瞬でもスウォンを重ねたのは、己の腹の底に蓄積した感情の澱の所為か。

ああーーでも、もし本当に嵐になれば俺が抱える重苦しい澱を吹き飛ばしてくれるだろうか。
嵐が去れば、あの頃と同じ気持ちで未来を描けるだろうか。

「ったく、情けねえな……」

我ながら何ともらしくない考え方だと嘆息した俺は、何も言わず佇む白い花木から視線を戻すと広間へ向けて再び足を踏み出した。

さっさと戻ろう。感傷に浸っている場合じゃねえ。





一面の青墨に鱗粉を散らしたような、晴れ渡った夜空に嵐の気配は露ほども感じられない。

重苦しい気分のまま耳を凝らせば、相変わらず退屈な管弦の旋律が遠く響いていた。










『Magnolia』
あなたのいた家の角には
















ネガティブな書き方をしてしまいましたが、マグノリアはとても好きな花です。


『擽り』という御題を頂戴しまして。
可愛いなあと思ったのと、先日厚かましくも人様に押し付けたSSを拗らせた感じのが書きたいと思って緋龍城時代を選んだのが間違っていたんでしょうかね……御題が御題じゃなくなった。合掌。

どんな時でも、昔から姫のファーストチョイスはハクだと思うのです。
何たって一番身近な存在ですもの。希望的観測でしょうかね 笑
スウォンに対しては雛鳥の刷り込みみたいな感じなのかなと。恋に恋するというよりは、理想的な父や兄に対する憧れ?CCAのクェスみたいな。


しかし、どうしてこうなった……



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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

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「えーい、笑いなさいよう」が可愛すぎる〜( ̄∀ ̄)
ハクって、城時代を桃源郷の記憶みたいに大事に抱えてる割に、城にいるより、絶対今のサバイバル状態の方が生き生きしてると思うんだけど、このお話読んでたら、あ、城時代幸せだったのかもしれん、と思ったよ( ˘ω˘ )

Re: タイトルなし

ホント?やったあ⁽⁽٩(๑˃̶͈̀ ᗨ ˂̶͈́)۶⁾⁾ 
ウチの姫を可愛いと言って貰える日が来るなんて……感無量であります(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡

ハクは、ムンドクさまに鍛え上げられてサバイバルのスキルがある上に、逆境を割り切って楽しめちゃう性分なのか、サバイバル生活が性に合ってるのか、まあ確かに生き生きしてるけど(生き生きしとかないと姫と共倒れになりかねないからという可能性もアリ)
城時代が桃源郷の記憶って言葉、ちょっと泣けた (ू˃̣̣̣̣̣̣︿˂̣̣̣̣̣̣ ू)
私は、城時代は凄く充実してたと思うの。
サバイバル生活以上に仕事があって、将来のために勉強も鍛錬も、コネクション作成もあったかも。
姫への片思い以外、すべてが上手く行っていたような気がするよ……
プロフィール

月桜キキ

Author:月桜キキ
月桜キキと申します。
数年振りに二次創作の世界に出戻って参りました。普段はしれっと会社員やってます。

暁のヨナ、聖闘士星矢(無印)を中心に、他ジャンルも時々。
NLBL混在しますのでご注意!

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